フェイスシュガーリングの仕上げ方法

Saki Mizumoto

Q,フェイスシュガーリングの仕上げは、化粧品を使っても良いですか?

シュガーリング直後は、うっすらと”角質=ケラチンからなる保護層”が除去されているため、肌が敏感な状態に傾きやすくなっています。

接触性皮膚炎のリスクを避けるため、なるべくシンプルなケアが望ましいと考えます。

活発になっている毛細血管を鎮め、脱毛の刺激によるうっすらとした赤みが早く落ち着くよう導いていくことが基本的なケアです。

また、毛根が引き抜かれたことにより、毛包内部は皮脂が溜まりやすい状態になっています。

脱毛直後は、美容成分を与えるケアではなく、「トラブルの要因を除去するケア」が優先です。

お肌が落ち着き、毛包内部に新しい毛根が発生し始めてからは、栄養を与えるホームケアを始めていただくことが良いでしょう。

1,鎮静ケア

その日に作るフレッシュアロマウォーター

うっすらとした脱毛後の赤みを引かせるために、一番安全で効果的なのは「水パック」

ただ、単なる水ではちょっと物足りない…

ほんの少しの香りと、植物の力をプラスして、安らぎと鎮静効果のあるフレッシュアロマウォーターを作ってみましょう。

シュガーリングの拭き取り、オイルと合わせて保湿、ポット周りのクリーンアップにも使える万能な一品です。

フェイスシュガーリング・うなじのシュガーリング、その他赤みが出やすい所には、コットンパックをしてあげるとさらにお肌が落ち着きます。

敏感肌には、エッセンシャルオイルの成分でさえ刺激になる場合がありますので、限りなく低濃度で作りましょう。
脱毛後のためのフレッシュアロマウォーターの作り方
オンラインコースのChapter9-video5
こちらの中で、作り方を実演しています。

脱毛直後に使用するエッセンシャルオイルのおすすめは

・ティートリー
・ラベンダー(真正ラベンダー)
・スイートオレンジ

毒性、刺激性、感作作用などの禁忌事項がないこの3つの精油をお薦めしています。

使用するグリセリンは植物性のものがおすすめです。

2,トラブルの要因を除去&保護

たっぷりのフレッシュアロマウォーターで優しく拭き取りとコットンパックをした後に、お顔全体に対して1プッシュのCLAYCAREを手のひらに合わせ、ふんわり包み込むように仕上げます。

クレイのヴェールが、“不要な角質=紫外線や外部刺激から守るための層”が除去されたシュガーリング直後の肌に、保護膜として働きます。

クレイのもつ吸着効果により、脱毛後に最も起こりやすい毛嚢炎・吹き出物トラブルの要因を吸着します。

フェイスシュガーリングは特にお肌に注視して

お顔というエリアは、最も紫外線や刺激物質にさらされてしまうところです。

反面、ヘアの状態は細く短く、シュガーリングで毛が抜け残りやすいエリアでもあります。

細くて短いヘアを綺麗に抜きたいために、何度も何度もシュガーペーストを塗って剥がすことを繰り返すと、お顔が真っ赤になったり、キメがなくなるいわゆる「ビニール肌」を招いてしまいます。

ビニール肌=肌がツルツルになっている、と勘違いする脱毛技術者もいるようですが、これはとっても危険です。

皮膚にバリアがなくなり、外部刺激に弱い状態となっています。

そのため、まずはシュガーリング技術をしっかりと見直し、何度も剥がさなくても短いヘアがしっかりと抜けるよう、ソフトペーストでのシュガーリングを練習していきましょう。

シュガーリングのプレ用品としてCLAYCAREを使用すると格段に毛が抜けやすくなり、クレイの被膜効果により肌を守りながら施術を進めることができるようになります。

製品について気になる方はぜひお試しくださいね。

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